工場と従業員の命を守り、
未来へつなぐ耐震補強

advantage

お客様から非常に支持の厚い、ヨシザワグループの耐震補強。
構造設計一級建築士の在籍する設計事務所だからこそできるご提案があります。

ご相談後の流れ

建物耐震化の重要性をご存知でしょうか。
実際に補強工事を完了させるまでには、4つのステップが必要です。
お問い合わせを頂いてから、初回訪問を行い、状況をヒアリング、調査箇所の選定と補強計画の立案を行います。
お客様の施工可能な時期や、完了したいタイミングをお伺いし、全体のスケジュールをたてます。

  1. 01 耐震調査
  2. 02 耐震診断
  3. 03 補強設計
  4. 04 耐震工事

step

01

耐震調査

  1. 01

    図面の照合調査、劣化調査

    建物の柱々スパン、高さ、RC柱・建具間の開口部分を確認・計測し、設計書と照合。

    RCの場合…コンクリート躯体のひび割れや鉄筋の露出、その他劣化の有無、度合いを確認。

  2. 02

    鉄筋調査(非破壊検査)

    コンクリート内部の主筋本数、帯筋間隔を非破壊検査機にて探査し、設計図書と照合。

  3. 03

    コンクリート供試体採取

    • コンクリート圧縮強度を把握。
    • コンクリート中性化試験にて、劣化状況を把握。
  4. 04

    コンクリート躯体斫り調査(鉄筋調査)

    柱、梁、壁のコンクリート内部の鉄筋種類(異形か丸棒か)、鉄筋径、帯筋のフック形状及び発錆状況を確認し、設計図書と照合。

  5. 05

    鉄骨の実態調査

    • 柱梁の仕口形状、鉄板厚さを計測
    • 梁継手の形状を計測(スプライスプレート、ボルトピッチ、ボルト径)
    • 柱脚ベースプレートの形状(大きさ、厚み)の計測
    • アンカーボルトの本数、径数、ナット状況を計測
  6. 06

    溶接部検査

    • 外観検査にて溶接形状、脚長、隅肉サイズを計測
    • 超音波探傷検査にて溶接内部の欠陥がないか検査
  7. 07

    不同沈下調査、床たわみ測定

    基礎が確り地盤によって支持されているか把握するため、柱脚部のレベル(高さ)を測定し建物に不同沈下傾向がないかを計測。

  8. 08

    柱の傾斜測定

    基礎が確り地盤によって支持されているか把握するため、柱の傾き(XY方向)を測定し、沈下の不同傾向がないかを確認。

step

02

耐震診断

耐震診断では、構造耐震指標Is値というものを算出します。
柱や壁等の強度を計算し、建物の耐震性を判断する指標です。
耐震改修促進法では、耐震指標を Is 値 0.6 以上とし、それ未満の建物については、耐震補強の必要性があるとしています。
Is 値参照を基に、お客様に補強の必要性を理解して頂きます。
ここでは、建物全体を耐震基準に満たす場合と、緊急度の高い箇所のみ行う場合があります。
お客様の予算と、スケジュールをもとに構造設計者が補強の企画をご提案します。

step

03

補強設計

企画をもとに、実際の作業動線や配置を考慮し、
工事を想定した鉄骨部材の選定を行いながら、詳細図を作成します。
補強にも様々な手段がありますので、部材の選定から、補強方法まで最善の方法をご提案いたします。
イメージを持っていただくためのBIMの作図も可能です。

step

04

補強工事

補強工事では、溶接だけでなくボルト接合の場合もあります。
お客様の工場の商材によっては、溶接(ガス、火花)が危険と判断される場合がありますので
その際はボルトにて接合を行います。

ヨシザワの耐震・補強
図解で解説

鉄骨造の場合
鉄骨造(S造)

鉄骨は、地震や台風などの外部からかかるエネルギーを、靭性(※)を活かしてやわらげます。非常に粘り強い性質を持っているため、柔軟に吸収することによって強度を保ちます。

材質の粘り強さ。外力によって破壊されにくい性質。

  • 1三角プレート補強

    柱・梁の仕口部を鋼板の三角プレートで補強します。柱と梁を固定することで、揺れにくくなります。

  • 2鉛直ブレース補強

    内部壁面に、鉛直ブレース補強をほどこし、建物の柱・梁のフレームを強固に接合し、耐震性を向上させます。

  • 3柱脚根巻き補強

    柱脚部に鉄筋を組み、コンクリートを打設します。根元を固定し、建物全体の揺れを防ぎます。

  • 4マンサード型ブレース補強

    開口面積を多くとれるので、建物内の作業導線を考慮する場合に、多く用いられる方法です。

鉄骨コンクリート造の場合
鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋コンクリート造は、圧縮する力に強いコンクリートと、引っ張る力とねばりに強い鉄筋を一体化した構造です。耐震性に優れているのはもちろんのこと、耐火性・遮音性にも優れています。

  • 1建物外部補強

    既存建物の外壁に、鉛直ブレース補強をすることで、耐力とねばり強さを向上させます。

  • 2鋼板補強

    内部の柱・梁・仕口部のせん断破壊を防ぎます。建物が変形して、崩壊しないように鋼板で補強します。

  • 3開口部補強(ピロティ)

    1階壁面に、耐力壁の少ない建物(ピロティー)には、鉄骨フレームで補強します。

  • 4SRF工法(包帯補強)

    構造物の柱、壁、梁、接合部等に貼り付け、巻き付けることで補強します。

その他の強み